2016年6月7日火曜日

YU-NO感想など。

そんなわけでぼちぼちと感想を。クリアから一ヶ月以上経っちゃったけど。

やっぱり、シナリオの面白さもさることながら、
宝玉セーブと分岐マップを軸としたシステムがよかった。

今は選択肢を選んで、あとはほぼテキストを読んでいく感じのADVが主流だけど、ゲーム性がある方がのめり込める気がするなぁ。

その点、異世界編は読み進めるだけだから物足りない部分もあったかな。
本当はこっちこそを本編にするつもりだったと聞いて、勿体ないなぁと思う次第。
お話を省略した都合上か、たくや君もちょっと暴走気味で感情移入し辛い部分もあったし。

リメイクで完全版が実現されればよかったのかもしれないけど、
ライターが亡くなっている以上望むべくもないわけで。
(ライターと音楽の方が亡くなっていることはプレイする以前から知ってた)。

個人的には、もし存命だったとしても、開発当時から時間が経ってから作ったらこれじゃないものになりそうだとも思う。
だから、この作品の良さを汲んだ意欲的なゲームが出てくることを期待したいけど、20年近くもこの(ある意味不完全な)作品を超えるようなものが出てきてないと聞くと、期待出来るものかどうか。

いや、(自分がやった中では)シュタゲとかルートダブルとかも面白かったけども、
確かにシステム面では及ばないよなぁと感じた。

ちなみに超えるものがない、という点が自分の意見でなく伝聞なのは自分がさほどこの手のゲームをプレイしていないから。

シナリオそのものについては、各ヒロインとのドラマ的な部分よりも、謎やら伏線やら推理やらの部分に気を取られてしまったなー。

個人的には涙腺が緩むような場面はなかったかも。
こういう展開で来たかー、と感心する方が多かった。
まぁどちらかというとそういう作品だものね。
各ルートをプレイしていくことで情報がだんだんと開示されていくのは楽しかった。
それでもわからないところを異世界編でばーんと回収していくのもいい。

ヒロイン勢ではやはり神奈チャンがお気に入り。
声の影響も大きい気はするけど。

ヒロイン勢以外だと結城も結構好きなキャラクターだったので、
もうちょっと出番が欲しかったなぁ。

音楽は曲名だと「運命」が好き。
最初にプレイした亜由美さんルートの、カオスの矯正の演出が印象的だった影響もあるけど。

あとはよく聞く「校内」とか「移動(夜)」とかが好きかなー。
リメイク版はあまり購買意欲が湧かないけど、BGMのアレンジは気になるな。


カオスの矯正でスタート地点に戻されず、会話がループして自分で戻らなきゃいけないパターンも切なくて好き。
神奈チャンルートのラストや香織ルートでの亜由美さんとの場面ね。



感想はここまで。
あとはいろいろ残った謎やら憶測やら。



よくかかってくる無言電話は誰からだったのか。

謎の空間で会った神奈チャンはなにもの。
名前が****になってたり。

急にさびれた龍蔵寺の家の土蔵。
これはまぁ偽龍蔵寺が次元を移動した影響がなにかあったんだろう。

龍蔵寺の言う亡くなった人間が二人とはどういうことだったのか。
ひとりは龍蔵寺だろうがもうひとりは誰なのか。
そもそも龍蔵寺は肉体を取られただけで死んではいないのでは?
でもそうするとタタリの怪物の正体が龍蔵寺って言うのもよくわからない。
肉体が怪物に変化しちゃったんなら思念体が乗っ取ってる肉体はなんなんだ。

彼が怪物化するに至った悪魔のような女、という人物の正体もよくわからないままだ。
龍蔵寺に取り付いた思念体は、龍蔵寺の前は女性に取り付いていたとかだろうか。
でもアーベルは男性だろうしなぁ。
怪物化というとデラ=グラントの失敗して捨てられた人間が思い浮かぶが、
デラ=グラントからやってきた人物がオリジナル龍蔵寺をそそのかしたのかなぁ。
彼女の学説と論証…というくだりが龍蔵寺の日記にあるから今川教授なのだろうか。
でも、だったら三角山内で死んでるのはおかしいよなぁ。
デラ=グラントの改造人間技術を手に入れるところまで行ってないし。

ナイアーブを使えるのが謎の彼女しかあり得ない、というくだりがあるから、
結局のところ思念体龍蔵寺=謎の彼女なんだろうが…。

デラ=グラントの人間と言えばたくや母の自殺の動機も謎だ。
転生的なことが目的だったのは読み取れるが…。
個人的には以前書いた、ユーノとセーレスのようにたくやに宿っている説を推したい。
でも次なる私のために旅立つってのはたくやのことではないとも思う。

もはやただの憶測でしかないが、
絵里子先生の世界からやってきた思念体は乗っ取ったアーベルの肉体を捨てて、
たくや母の体を乗っ取り、デラ=グラントのことや改造技術の知識を得て、
龍蔵寺を改造したりデラ=グラントへ渡ろうと計画したってことかな。
そうすると体を乗っ取られたことに気づいたたくや母が抵抗して自殺したと考えるられるし、
自殺の動機としては自然だ。ぜんぜんそんな情報出てこないけど。


澪ルートでのセーレス。
いなくなった人を助ける代償がどうのこうの。
ユーノを助けるために主人公を塔まで導いた、という解釈でいいのかな。
あそこは超念石がいっぱいだからその影響で出てこれたとかなんだろう。

龍蔵寺家にある井戸周辺はたぶん、
異世界編での泉や森があるところが落ちた場所なんだろうなぁ。

龍蔵寺の屋敷が400年前に建てられて、
400年の時の意味がどうのと龍蔵寺母が言っていたがなんだったんだろう。
龍蔵寺家にはアイリアの家のタペストリが伝わっているけど、
あれは8000年前にデラ=グラントが落ちたときのものだろうし。

400年周期でデラ=グラントの人間がこっちに来ていたことを考えると、
オリジナルの龍蔵寺家にデラ=グラントの人間が関わっていたのかもしれないけどよくわからんままだ。
龍蔵寺母が「400年の時の秘密、土蔵にあるまか不思議なものを探せ」と、
龍蔵寺が絵里子先生の世界から乗ってきた乗り物のことを示唆しているような発言もあったが、
龍蔵寺が体を乗っ取られたのは一ヶ月前だか二ヶ月前のはずだ。400年の時との関連は謎。

龍蔵寺母が美月さんを知らなかったのもよくわからない。
美月さんとの情事を見ている描写もあったし、あれも結局なんだったのか。

土蔵にカギをかけて閉じ込めたのは龍蔵寺母だろうか。
鍵を渡しておいて閉じ込めるのは意味がよく分からないが、単に人が居るのに気づかなかっただけか。

亜由美さんや龍蔵寺はデラ=グラントにどうやって来たのか。
まぁたくやが渡った原理もよく分からないと言えば分からないが。
たくやたちと渡った時間にずれがあったのはなぜ?とかね。

そういえば各キャラクターの名字が戦国時代っぽいのは特に意味はなかったのね。
それとも異世界編があることを読ませないためのミスリードだったのかな。
しきりに400年前って情報を出してたし。
サターン版ではオープニングで台無しだったけどw

豊富と龍蔵寺だけ実際の氏名と違うのはなぜだろうな。
敵サイドだから?

そういえば最初にユーノの正体を予想したけど娘ってのが当たってたな-。
まぁあれだけ挙げてるんだから当たらない方がおかしいがw


と、まぁ自力ではこんなところか。
ちょっとwikipediaを見てくる。



…見てきた。
母親の自殺はデラ=グラントが彼女の中に残ってたからその解放のためなのか。
この情報はどこから出てきたんだろう。
少し見直してみたけどちょっと見つけられなかった。

波多乃も実際と違う名字なのか。

wikipedia引用:
>初期の設定はこのような性格ではなく、当時ブームだった妹キャラで「おにいちゃん」と呼ばせる予定であった。しかし当時『新世紀エヴ ァンゲリオン』が流行っており、それに登場する綾波レイの影響を受け現在の設定に変更された。ただし伝聞で綾波の情報を知っていただ けで、菅野が実際にエヴァを見たのは開発がすべて終わってからでありレンタルビデオで借りてみた時の感想は「全然違うじゃん」であった。

笑ったw

思ったよりキャラクターについての詳細情報は少なくて、事象科学とかの説明とかが詳しかったw
そっちはあまり興味ないんだけどなー。

考察サイトとかないかなーと少し探してみたけど、発売された時代が時代なだけにちょっと厳しいな。


…とまぁこんな感じでYU-NOについての感想やらなんやらはこれで終了。
次にプレイするゲームでは細かい流れは追わずにもうちょっと簡潔にしていこう…。

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